土偶バンザイ。

2020年02月04日

 
 
 
県立歴史館の土偶展(後期展)、なんとか滑り込み鑑賞してきました。
八ヶ岳を中心とした中部高地をはじめ、
長野県全域で出土した土偶が一同に会し、
エリアごとの特徴などを見比べられる大変貴重な機会でした。
こちらは、富士見町は井戸尻歴史館の看板土偶、通称バンザイ土偶。
 

 
国の重要文化財や県宝を含む大小200点以上もの土偶の、
そのなんとも言えない表情や、ゆるめのポージング、
特徴際立つプロポーションを見ていると、
「土偶こそ、日本最古のキャラぞ!」と思う。
おなか一杯になる土偶祭りでした。
 

 
夜は猟師さんから分けてもらったキジ肉で鍋。
 
ガラを贅沢に使ってとったお出汁、
しっかりとした肉の弾力と、滋味深さ。 
手羽の骨を無言でしゃぶりついている私たちは、
昼から夜まで、まるで縄文人だったのでした。。。

   

Posted by 小林新 at 15:54
新年最初の更新・・・
遅ればせながら、今年もよろしくお願い致します。

お正月からラジモ!では、
元日8cmCD祭りに白熱のマグネット吹き矢選手権などなど
リスナーさんと賑やかな放送始めを迎えることが出来ました。
ありがとうございました!

さらに昨日なんてUAさんがスタジオに遊びきてくれましたヨ。
  


UAさんも出演する1.25開催のコンサート
「ヤツガタケSTREAM」総合プロデューサー
高橋淳さんと。
  
今年デビュー25周年。
それこそ短冊CDの時代から青春時代をともにした我々世代、言わばUA育ち。
LOVEに溢れたホントに素敵な方でした。
25周年イヤーの今年、新作もリリース予定とのこと。
とても楽しみです!

しかし、水曜ラジモ馴染みの土偶や水風呂の話題で
あんなに盛り上がるなんて・・・!笑
とっても貴重なお話の数々、タカラモノにします。してください。
radikoタイムフリーで一週間視聴可能ですヨ。
 

 
   

Posted by 小林新 at 18:15


長野県立歴史館の土偶展へ。
いわゆる国宝土偶五体(KDG5)によるNAGANOサミット。

国宝スターたちは忙しい。
あちらこちらから引っ張りダコ。
今週末までの会期を終えて館を去ってしまうそう。

数千年の時を越えて目の前に立っている彼(彼女)らを見ていると、
時間時空を飛び越えた不思議な気持ちになります。
ビールと土偶は”生”が一番!どうぞお急ぎください。。。
 
 

  
”生”といえば、海鮮も忘れちゃいけない。
(結局、なんでも生がいい)
 
この夏は海に行かなかったので、
先日、海を感じに佐渡へどんぶらこ、出かけてきました。
 
秋の佐渡は初めてでしたが、牡蠣とブリとおけさ柿と新米と、
美味しいもので溢れていました。
特に、オレンジ色の星のように無数に実るおけさ柿畑はきれいだった。
(写真取り損ねました)
 

 
特別、何をするわけじゃなしに、
海風に吹かれて散歩をして、
佐渡の古墳や縄文に触れ(佐渡の歴史は縄文から!)、
ローカルスーパーで旬の魚介を買い、
町の揚げ物屋さんでアジフライとコロッケを買い込み、
料理を作ってお酒を飲んで、夜更けに天の川を見る。
 
そんな、なんでもないけど特別な時間を過ごせる島時間。
 


 
 
買ってきた佐渡の新米がすごく美味しい。
ジャーで炊いても美味しくて土鍋ならなおさら。
佐渡がいいなって思うのは、野のトキのために
島をあげて小さな生き物たちにも優しい米作りをしているところ。
 
でもトキがいない土地だって、
小さな生き物たちのことを考えた農業であるべきで、
そうした無数の生き物たちの微かな営みを含めて
生態系は成り立っているはず~。
 
帰りがけ、稲刈りを終えた田んぼで餌を啄むトキ三羽を発見!
初めて見る野性のトキ!嬉しかった!
    

Posted by 小林新 at 18:41


先日のこと。
お隣山梨は北杜市まで縄文ツアーへ。

縄文の旅は長野だけでも大変忙しいのだが、
特に八ヶ岳まわりは県境など(当然)関係なく一大縄文パラダイス。
日本遺産に指定されたのもあり、気になっていた。

写真は、金生遺跡。八ヶ岳の景色がこの上なく良い。
縄文遺跡で共通しているのは「ただただ気持ちいい」ということ。
景色がいい、見通しがいい、超開放的。
グラビアの撮影にもきっとぴったり。
史跡公園などになっているので一帯に近代的なものが何もない。
きっと昔も同じような景色だったのだろうか、と想像する。
温かくなったら縄文遺跡ピクニックすることに決めている。
 


北杜考古資料館。
ここにある「ちゅうた君」という土偶は、そのかわいげな名前に反して、
数ある土偶の中でも「異型」な雰囲気の持ち主。
なんともミステリアス、怖さすら感じる。。。
 
帰ってきて数日後、夢に出てきて、うなされた。w
でも当時から本当にそんなパワーの持ち主だったのかもしれない。
 
こちらは「ちゅうた君」ではない、かわいらしい皆さん。
    

 
北杜市で何度も見かけた丸石の道祖神。
山梨は球体の道祖神があると聞いてはいたが、
まさか、ここまで丸いとは。。。
インディージョーンズの映画だったら、
何かスイッチを踏むとごろごろ転がってくる罠のようだ。
 

 
金生遺跡には、大きな配石遺構(石を並べたもの)があるが、
石を崇める心みたいなものが、なんだかこの当時から現代まで
引き継がれているような気がしたのでした。が、果たして。
 
   

Posted by 小林新 at 23:53


ブログでは遅ればせながら、
HAPPY NEW YEARでございます。
(松の内過ぎちゃったので英語で言ってみる)

今年の年賀状モチーフは猪の土偶。
(青森県弘前市 十腰内2遺跡出土)
なんだか今年は県立歴史館に
全国の国宝土偶5体が大集合するのだとか。
長野に土偶旋風巻き起こりそうな予感。。。(?)

ま、それはさておき
縄文見物、今年も楽しみたいでヤす。
 


年始の番組を終えて、実家の上田に帰りました。
まるでフジツボのような冠雪具合の浅間山を眺めて露天風呂に浸かったり、
先日綴ったように、にわか”しめかざり”ファンとして
上田の街中でしめかざりウォッチしたり。
 
これが面白いことに松本と全然違うもんで。
 

 
上田は松飾りと共に「ごぼうじめ」と呼ばれるねじねじのやつを
門の両側に縦に飾る家が多かった。
この他にも、こういうタイプのもよく見かけましたよ。面白いです。
 

 
1/9のラジモ!でこうした自由研究の様子を紹介しますので、
もしよろしければどうぞ。
 
そんなわけで、今年も何かと茶色がちなブログや放送になりそうですが、
どうぞよろしくお願いいたします。
 
    

Posted by 小林新 at 00:34
 

 
  
先日の薄川の花火大会は、残念ながら雨の始まり。
しかし、本当に久しぶりの潤いの雨だったので、嬉しいやら切ないやら。
でも無事、花火大会は行われ、
涼しい中での花火見物を楽しみました。

うまく撮れないとわかっていても、
一度はカメラを構えてしまう花火大会。
 
一枚一枚はひどいピンぼけ具合だけど、
こうやって並べてみると記憶が蘇ってきたりする。
(あ。右下端の二枚は岡谷で出会った土偶。笑
 カメラロールの至るところに潜む縄文…)
   
  
そして、図らずも面白い風合いに撮れていたりもする。
 
 

 
スパンコール風花火。
雨だったから?
  
  
花火の終わりは、なんとなく夏の終わりと重なる。
朝晩の風の肌触りも変わってきた感。。
とはいえ、長い長い最近の夏。まだまだ折り返し地点、なのかも。
残暑お見舞い申し上げます。
お盆のひとときも、ラジオと共にどうぞ。  
   
    

Posted by 小林新 at 22:49
 


  
御嶽海関、幕内優勝おめでとうございます!
優勝インタビューで「長野県」という言葉をたくさん聞けた嬉しさよ。
ありがとう、という気持ちでいっぱいです。
次は郷土が誇る天下無双、雷電為右衛門以来の大関へ!
ひとまず道の駅「雷電くるみの里」で抱かれてきました。
  
 
「えっへん長野県」といえば、こちらも。
  


行ってきました、話題の上野ZOOをスルーしつつ、
東京国立博物館の特別展「縄文ー一万年の美の鼓動」。
(パンダも気になったけど・・・)

国宝全6件の土器・土偶をはじめ(茅野組はこれから上京)、
全国各地のスター土器、スター土偶たちが一同に会する貴重な展覧会。
想像力を大いに刺激する、縄文の人の
繊細でかつ躍動感溢れた美意識、創造性、祈り。
とにかく楽しすぎて昼飯も食べず3時間ぶっ通し、だけどお腹いっぱい。
 
そして、誇らしくもあるのが、
茅野が誇る国宝「縄文のビーナス」「仮面の女神」だけでなく
長野県各地の博物館から自慢のオタカラの数々が出品されていること。
 
南箕輪の御子柴型石器はため息が出るほどビューティフルだし、
岡谷や辰野の土偶はほっこりするし、
井戸尻の土器はミステリアスだし、
御代田の焼町土器はさすがの存在感だし、
伊那で出土した土器は、かの岡本太郎も魅了したそう。
(岡本太郎の写真と共に展示された真ん中の土器)
 

  
周りの人に「これは長野県からいらっしゃったやつですよ」と
言いまくりたかった3時間。なんとか堪えて正解でした。笑
 
御嶽海と共に全国に誇りたい「えっへん長野県」なのです。
  
   
実家で見つけた2冊。
かつてから遺跡好きボーイだったのでした。
   

  
    

Posted by 小林新 at 22:39
  
最近はホント、アースカラーな写真ばかりですみません。
と先に謝っておいて、今回もその類の記事です。(ペロ)
   
  

  
  
縄文カルチャーにPOPに切り込む素敵なフリーペーパー
「縄文ZINE」の最新号が出たと聞いて、
あー、欲しいナァ。と毎日思っていたら、
そんな強すぎる思いを察したのか、
先日お世話になった「浅間縄文ミュージアム」から届いた(涙)
  
 

 
 
しかも、封筒には土器マスキングテープ!
(おそらく焼町土器の文様)
土器土器が止まらない。
浅間山方面に向かって敬礼!(感謝!)
 
  
もうすぐやってくる7月は、とにかく縄文がアツい。
  
東京国立博物館では特別展「縄文 1万年の美の鼓動」がスタート。
縄文王国ここ長野各地の博物館からも
二体の国宝土偶を含め、たくさんのお宝が江戸に入っています。
(国宝だけじゃない!ってところがポイントです)

ちなみに、浅間縄文ミュージアムからは、
前述の焼町土器と「アクビちゃん」(人面釣手土器)が
江戸入りしているそう。
アクビちゃんも、とてもかわいくてオススメです。
 
  
そして7月は縄文テーマの映画も公開。
  
 
  
 
   
映画「縄文にハマる人々
「縄文のビーナス」がメインキャラクターながら、
県内での公開がまだ決まっていないのですが・・・
発表を楽しみに待ちたいところです!
     
てなわけで、いろいろと縄文への窓が開かれる7月。
あなたも、、ど、どうですか?楽しいですよ、ジョーモン。
   
  

  
   
相変わらず信州縄文見物をしておりますが、
大きな遺跡は公園にもなっていて、ただ居るだけでも気持ちいい。
5000年以上も前から人が(ここを選んで)住んでいたのだから、
それは、間違いなく気持ちいいロケーションなのだ、きっと。
 
上は、塩尻市の平出遺跡。
下は、東御市の戌立石器時代住居跡。
なんと昭和8年に国の史跡に指定された長老的遺跡なのだス!
近々縄文ピクニックしようと思います。
         
  

  
    

Posted by 小林新 at 19:03


ラジモ!水曜日では月一程度、「掘り部」と題して
長野県にいっぱ~いある縄文遺跡の自慢のお宝をはじめ、
地面の下にある素晴らしき魅力を小粋に?Digっております。
  
先日のホリデーはそんな掘り部のソロ活動、掘りデー。
 
気になっていた御代田町の「浅間縄文ミュージアム」と
開催中の企画展『土の中から出てきたよ』に行って参りました。
なんてタイトルだ!見事に掘り部の心を射抜いてきます(矢尻)  
   

 
5000年ほど前の時代に、浅間山麓に生きていた人々、、、
信濃の民のご先祖ですよ、
彼らが創りあげた愛苦しすぎな土偶、
芸術爆発的造形の土器などが多数展示されいまして、
想像力を大いに刺激されます。
  
上の土偶、首もとにはネックレス!
デカ過ぎな土製ピアスやペンダントも見つかっており、
浅間の縄文ガールもとってもお洒落だったようです。
  

  
また、浅間山麓の縄文人は、ドーナツ型の突起などで飾られた
とびきり派手な土器を作っておりまして、
いくつも国の重要文化財に指定されています!(焼町土器)
ずっと見ているとオールドファッションに見えてきます。
新潟の国宝、火焔土器にも通じるダイナミックさ。感じる、つながり。
  
   
そして!この企画展の最大の主役が・・・この人です。
   

 
もももももももももも悶絶のかわいさ!
なんて幸せな表情・・・
土偶って、つり目や仮面、無表情なイメージでしたが、
こんなニッコリな表情の子もいるのですね。。。
  
栃木からやってきたこの子の名前は「ともぞう」。笑
そうです、あの「ちびまる子ちゃん」のお爺さんに表情が似ていることから
名付けられているとか。・・・ちなみに女の子です。笑
 
いやぁ、土偶は国宝だけじゃありゃぁせん!
長い眠りから目覚めたいろんな土地のカワイコちゃんに対面したいぞ、と
改めて思ったのでした。本物が持つ存在感、パワーってすごいです。
あなたも是非、対面してみてください。
 
   
 
ところで、ミュージアム見学のあと、ままままさかの展開が!
それは、またラジモ掘り部でご報告いたします。
まさに「掘り部」な展開!感動!
       

  
以上、暑苦しめな掘りデーレポートでした。
 
記念品の「焼町土器しおり」がまた嬉し。
『土の中から出てきたよ』は8月末までやってますよ。
    
   

Posted by 小林新 at 23:28
 
    

 
 
炊き込みの秋、であり、縄文の秋。
信州には縄文時代の遺跡がいっぱい。
つまり、土偶がいっぱい夢いっぱい。
  
土偶といえば、国宝の二体が有名ですが、
それ以外にも、各地の博物館や美術館に行けば、
数千年前の縄文の暮らしの片鱗に触れることができるのですよね。
なんとロマンに溢れた場所なんでしょう。ドキドキ(土器土器)。
 
先日は、最近決まった愛称があまりにも長すぎて気になっていた
辰野美術館の仮面土偶に会ってきました。
 
  

 
 
やっぱり実物(本物)の迫力はすごい。
これが4千年前にあったんだもの。
当時の暮らしの中でおそらく大切な役割があったんだもの。
土偶だもの。
みつを風になっちゃったんだもの。
         
国宝「仮面の女神」にも似ている点も面白い。
その昔、この仮面にはどんな意味があったんでしょう。
片手を欠いた状態で出土したそうで。
土偶の多くは一部や全部が壊されて出土していて、
その理由も、想像をかきたてます。
 
  
そして、この人の最近決まった新たな愛称が
 
『日本のへそ土偶 縄文の母 ほっこり』。
  
  
長い・・・笑
  
もれなく町のアピールも背負って
新しいスタートを切った、ふるさと思いの土偶さま。
是非、会いにいってみてください。
縄文人にもなれます。
  
 

   
        
そして明日10月9日は、「体育の日」であり、
また、「土偶の日」でもあり。笑
 
またひとつ。会いたかった土偶に会ってきました。
  
    

     
  
なんとも言えないこの表情・・・ハートにグサ!(矢尻)
このご報告を明日の「ラジモ!」で致しますので、お楽しみに。
   
  
    

Posted by 小林新 at 18:42
プロフィール
小林新
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