年の瀬が近づくにつれ、
私という人間が「日本人」であることを、強く感じます。
1年の中でも、
これだけ自分が日本人であることを強く認識するときはない、
といっても過言ではないような、そんな心地。
なんだか、気持ちが日本人になるというか。
(いや、日本人なんですけど。笑)
だってだって。
クリスマスにチキンなんか食べたり、
洋楽なんか好んで聴いたり、
マドレーヌなんか食べたりして。
洋服を着て、毎日、過ごす。
“日本人”という円の中心があるとすれば、
1年のほとんどは、その中心から外れているように思う。
しかし、年の瀬が迫るにしたがって、その中心に、
まるで漏斗を伝う一滴の雫のように、
自然と、返っていくような気持ちになります。
身体に刻み込まれた
Made In JapanなDNAがそうさせるのか。
畑の終わり。
年賀状の準備。
注連飾り。
暮れのごあいさつ。
そういった“日本なもの”を経て、
少しずつ、少しずつ、返っていく心地であります。
今日は会社の一応の仕事納め。
放送スタッフ、上司、同僚の皆さんに、
たくさんの、暮れのご挨拶をしました。
「今年も一年、ありがとうございました。
来年も、ひとつ、よろしくお願い致します。」
明日の放送では、いつもより濃いめの!?日本人コバヤシで、
リスナーの皆さんに、心を込めて、
そんな暮れのご挨拶ができたらと思います。
明日も穏やかな日でありますよう。
Posted by 小林新 at
21:00

笑顔のおふたりは、栄村森林組合の広瀬明彦さんと、
NPO栄村ネットワークの渡邉さん。
夏にヒメボタルを見に行って以来の再会です。
<参考>
「茄子と蛍」/http://fmnarata.naganoblog.jp/e779440.html
「6月、栄村。」/http://fmnarata.naganoblog.jp/e755864.html
村全体が雪に覆われる直前の先日13日、
おふたりを訪ねて再び、栄村を訪れました。
現在、村は、既に50センチ以上の積雪のようです。
地震を経て初めての、厳しい冬を迎えています。。。
その様子、簡単ですが、レポートします。
まず道路。。。栄村へ通じる国道117号線はもちろん、
村内の道路は、降雪期前の工事ラッシュでした。
国道の路面には至る所にヒビが入り、赤や黄色の線で示されています。
そうした箇所のアスファルトをはがし、新たに敷き直す工事が、
照明をたきながら夜遅くまで行われていました。
また、村道でも破損箇所の応急工事が急ピッチで進んでいました。
すべて、降雪期の“除雪作業”のためです。
わずかな段差でも、例えばブルドーザーの鉄板が引っかかる恐れがあるなど、
重機を使った除雪の大きな支障になるとのことでした。
広瀬さんらも暮らす横倉の仮設住宅は、
“雪囲い”と呼ばれる板がはめ込まれいました。
高さ2mあたりまであり、想像以上の雪深さを感じます。
雪が中に吹き込まないよう、この周りに、
さらにワイヤ入りのビニールシートをかぶせるとのことでした。

続いて、広瀬さんに、ご自宅が被災された青倉地区から、
先日オープンした「さかえ倶楽部スキー場」周辺を案内して頂きました。
こちらは、地震で全壊してしまった「青倉公民館」の再建築現場です。
雪が降っても作業できるように、
まず壁と屋根の取り付けが行われていました。
冬場、建物内を造作するそうです。
栄村の冬は、やはり1にも2にも雪対策だ、と広瀬さん。
村が豪雪地という認識はありましたが、
初めてその現場や作業を目にして、雪のすさまじさ、実感しました。
仮設住宅など慣れない暮らしの中での作業のご苦労を思うと、胸が痛みます。
この日、広瀬さん、渡邉さんは、
「ここにきてどことなく寂しさを感じている」とおっしゃていました。
3月の地震から、4、5、6月は、
後片付け、農作業などやるべきことに日々追われていた。
しかし、冬を前にある程度やるべきことを終えた今、
次を少し見失っている状況にあるんです、と。
村の風景の変化も、寂しさに繋がっているようでした。
以前来た時には、壊れた家々が、まだそこにありました。
通りには、ボランティアの方々や報道関係者らで賑やかでした。
しかし、通りからは段々と人が減り、
被災した家は今ではすっかり取り壊され、なくなってしまっています。
これまであったものが、なくなってしまった光景は、
やはり大きな寂しさ、虚無感を覚えるようでした。
僕らが、実質的に村の暮らしの何かをお手伝いする時期は過ぎつつありますが、
これからは「栄村を訪れること」が、
村に活気を、村の皆さんに元気を与えるのかなと思います。
今週から「さかえ倶楽部スキー場」がオープンし、
近くの温泉宿泊施設「トマトの国」も営業を再開しています。
2月にはNPO栄村ネットワーク主催の「雪山トレッキング」のイベントも準備中のようです。
(こちらは広瀬さんが先導リーダーを務めるそうです!)
雪のシーズンには厳しいという方は、雪解け後だっていいと思います。
僕は広瀬さんから、取材を通して、
田舎らしい田舎、多種多様の動植物が暮らす豊かな自然こそが、
栄村の何よりの魅力であることを教えてもらいました。
なんにもない、、、じゃなくて、なんでもある。
「トマトの国」などでも、そうした自然体験プログラムの案内があります。
栄村のでっかな自然に元気をもらい、
そして、村に元気を届ける意味でも、是非、遊びに出掛けてみませんか?
僕も冬場、スノーシュートレッキングにいくぞーい!
※おまけ
今回も例によって広瀬さんに“村遊びの真髄”を教えて頂きました。
村に着くなり、すぐに長靴を履かせられ、雑木林の中へ。笑
こいつを探して・・・。

そうです。天然もののキノコ。
雪が降る直前のこの時期、枯れたナラの木肌に、
株でぶわわッと生える、ヒラタケ、ナメコです。
毎年、楽しみにしているんだそうです。

このナメコの“ナメコ度”の高さはもう感動モノでした!
キラキラと光輝くその姿は、まさに“森のダイヤモンド”。
天然のぬめりに、軍手がもうぐちゃぐちゃ。笑
キノコ鍋にしたら、最高でした。。。ご馳走さまでした。

栄村でのごはんは、こちらもオススメです。
本格中華の「楼蘭」(ろうらん)さん。
山椒効いたスパイシーな麻婆豆腐、とてもおいしかったです!
平日でもかなり混み合ってました。全メニュー、食べたい!
Posted by 小林新 at
23:50
農業をやりながら、自給的暮らしを楽しんでいる
お友達のお宅に遊びにいったら、「しめ縄」を頂きました。
田んぼでとれた、いわゆる”マイ稲わら”でなったしめ縄。
「わらが固くてなえず、力づくでねじったの」と笑う友。
いやいや、相当立派です。ごつくて、力強い。笑
パワフルに新年の扉を開いてくれそうです。
アパート暮らしを初めてから、恥ずかしながら
ずっと、お正月飾りなんて準備したことなかった私。
(実家に帰るので、家を空けることもあり。。。)
でも、こうして手作りのものを手に取ると、色々と感じるものがありました。
しめ縄って、やはり今は、お店で買うことが多いと思いますけれど、
実際、(自分も行ったことのある)田んぼの稲わらで作ったしめ縄を手にして初めて、
先人達が「しめ縄」に込めた願い、祈りみたいなものを感じられた気がします。
来年も、お米がとれますように。
豊かな自然の恵みがありますように。
平和な毎日がありますように。
きっとシンプルな祈りなんだなぁー。
自分で作った米のわらだったら、想いもひとしおだろうなぁ。
自分ちの田んぼの稲わらでしめ縄なっているお宅、今、どれぐらいあるのかな?
来年は、自分で縄をなって“マイ正月飾り”作ってみたいなぁ。
と思った、暮れなのでした。
そうだ。お米といえば、先週の栄村での取材で、
以前もお世話になった広瀬さんに、今年採れたお米を少し分けて頂いた。
広瀬さんは、県北部地震で自宅と田んぼが被災され、
今年は、使えるわずかの田んぼで、お米を作られていました。
(「6月、栄村。」/http://fmnarata.naganoblog.jp/e755864.html)
その田んぼから収穫できたという、貴重な貴重なお米。
ありがたく、ありがたく、頂こうと思います。
12月の栄村。改めて後日、記事アップします。
Posted by 小林新 at
22:30
今日は松本駅前にアリオがオープン。
タワレコ(タワーミニ)、ついに松本上陸。
ミニめのサイズですけど、
輸入盤が店舗で買える久々の環境にグッときて、つい散財。
(“祝開店的ご祝儀消費”だと、自分に言い聞かす。)
いつか買おうと思っていたものを、
見つけてしまう歓び。(と、買ってしまう苦しみ)。笑
結局。ベスト的一枚しか持ってなかったMINNIE RIPERTON先生の
裸エプロンならぬ、裸オーバーオール・ジャケ『Perfect Angel』をはじめ
女性ボーカルもの3点を購入。(一期一会。←言い聞かせ中)
このご時世、貴重な駅前のCDショップ、頑張ってほしいです。
今朝のGOOD MORNING RADIO!でも少しお話しましたが、
先週末、松本シネマセレクト上映の映画『エンディングノート』を見てきました。
ハナレグミが音楽を担当していて、
アルバム『オアシス』の中の「天国さん」という主題歌で
その映画の存在を知ったのですが、見に行って本当によかった。
監督は、これが初監督作となる砂田麻美さん。
ガン宣告を受けた実の父親が、「エンディングノート」と呼ばれる
家族への覚え書き的なフランクな遺書を作り上げ、
やがてこの世を去るまでの姿を記録したドキュメンタリー映画。
一見、シビアなテーマですが、
軽快な音楽と映像で実に淡々と描かれていて、見るものを沈ませない。
めんどうくさくて、でも、たいせつで、いとおしい。
そんな普通の家族が、大黒柱の病を抱え、安らかな死までを支える姿は、
たくさんの、笑いと、涙で、溢れていました。
まもなく死を迎える者が
病床で、最愛の人に向けた最後の言葉は、
何の飾りも、誇張も、嘘もない、
まっさらな、まっさらな、“愛”、そのものだった。
長野市のロキシーでは、今月30日まで上映しています。
ご覧になっていない方、良かったら見てみてください。オススメします。
ハンケチはお忘れなく。
Posted by 小林新 at
00:14
今日は、一日雲がいつもより低くて、
まち全体を飲み込みそうな勢いで、
雨も降って、寒ぅて寒ぅて・・・。
これが続くと、かなわんなぁ、てな空模様でした。
パリってこんななんですか?
いやだなぁパリ。(と、言ってみる)
明日、県北部は雪マーク。
先週末、スタッドレスに変えて、
空気圧もみてもらって、準備は万端なんですが、
これからの時期、やはり、雪はドキドキしますね。
明日朝も皆さま、お気をつけて。
最近やっとこさ、年賀状に取り掛かり始めました。
これでも(自分の中では)年々早くなっていて、
今年も(自分の中では)割りといいペースなのです。
今、ネット年賀とかメール年賀とかあるようですが、
僕は毎年、一応、手書きにこだわっとります。
めんどくさい(笑)、とはいえ、
義務感強めの風習、とはいえ、
相手にとっては大切な一通のお手紙であり、ご挨拶。
「お年賀への前向きな気持ち」はみせたい。(きっとこれが一番大事)
ということで、頭と手を動かして作るようにしてます。
一時期、使っていた「オリジナル画プリンター印刷」は、
プリンターが壊れたので終了。
ここ数年は、アナログに「ケシゴムはんこ 人力印刷」です。
嗚呼、内容完成まで長かった。。。
(全くもって大した図案じゃないですが。)
だって。
干支が「辰」なんですもん。
辰って困るんですよね。
だって、会ったことないし。見たことないし。図鑑にも載ってないし。
(タツノオトシゴはイヤなのです。なんか。)
書けない。。。
んで、色々ネットでイラスト画を見ながら、
ひたすら落書き。
ひどい。
自画とドラゴンをムリヤリ結びつけたり。
あー、ドラゴンボールとかなら楽なのに。の図。
(でもゼッタイ書く人、
全国で4300人ぐらいいると思う!あとシェンロン!笑)
散々、迷走して、最後は至ってシンプルに。
全く以って大したもんじゃないですが(ガード)、
新年、ブログにアップしたいと思います~。
さて、これから、宛名書きに、メッセージ書き。
道のりは長い。。。長すぎるぞ。。。
Posted by 小林新 at
20:33