
そういうわけで(前記事参照)、
ゆで卵とラーメンを持参して、有言実行。
(そんなカッコイイものでもない)
南八ヶ岳、編笠山へ初めてのテント泊山行。
60Lのザックに寝床一式と食料を担いでお山に登って来ました。
実は消費税増税前の山屋のセールで、
憧れの山テントを衝動的に購入してしまった私。。。
その機をじいいいいいいっと狙っていましたが、ついに。
西岳まわりで、青年小屋のテント場で一泊。
翌日、編笠山経由で降りるコースで旅立ったのでありました。

編笠山から、権現岳、赤岳、阿弥陀岳を眺める。
八ヶ岳の一番南にある西岳と編笠山。
ご存知の通り、八ヶ岳の南側は、富士山のように
とてもきれいな裾野が印象的で、私はとても好きです。
その美しい裾野を里まで伸ばしているのが、編笠山や西岳。
ああ、あの美しい稜線を歩くのかぁ、わくわく。
なんつって調子こいて歩いていたら、
これがなかなか、単調に、長い、森、森、森。
そりゃそうだ。。。あの裾野を頭にイメージして、
すぐさまガッテンしつつ、白目。
美しい裾野を持つ山は、旅人には厳しいのね。。。
しかし、八ヶ岳はどこも本当に苔が綺麗であります。
なかなか森林限界を抜けず、周囲の景色が見えなくて
ウズウズするのですが、代わって目を、心を、癒してくれます。
そして、やはり季節は秋。
この時期の森の主役、きのこが無数に顔を出している。
黄色、赤、白、茶色、オレンジ、紫・・・
どの子も愛らしい。そして、お腹痛くなりそう!
どれか食べられるんでしょうけれど。舌なめずりしてスルー。
この時期はきのこ博士と山登りしたい。

一気に森が開けて隣の編笠山がドーーーーンと眼前に現れたときは、
やはり、何度もこういう機会はあれど、本当に感動する。
心湧き立つ。小躍り大躍りする。
ありきたりですが、本当に疲れがふっとぶのですね。
そして、嬉々として自分にラーメン(ゆで卵付)という
ご褒美を与えるのです。

この日の宿。編笠山山麓にある青年小屋のテント場。
連休の喧騒が去った山は始終とても静かだった。
朝、何だかわからない鳥の声で目が覚めた。
テント越しにすぐ近くに感じる、何かの気配。
始祖鳥?復活?みたいな、恐ろしささえ感じる迫力の声。
ここは確実に大いなる自然の中。
人間の存在なんて、とてもちっぽけだ。

朝、起きて御飯を食べていると、なぜか猫がやってきて、
その缶詰を舐めさせろ、と言ってきた。
サンマの缶詰、だもんね。めざといね。
でも美味しかったよ。。。またね。
Posted by 小林新 at
20:08
8月、あまり天気がよくなくうずうずしていたので、
9月のおやすみは、お山によくでかけています。
先日の3連休は朝の番組でもよくご紹介している、
八方尾根のてっぺん、唐松岳に日帰りで登ってきました。
天気に恵まれた当日。
連休&同じように8月のうずうずをぶつけるべく?
たくさんの山好きの皆さんで賑わっていました。
雲がいったりきたり。晴れたり曇ったり。
一歩また一歩踏みこむごとに、険しい白馬の山肌がグングン迫る。
いつもは食べない渋めの和菓子とかチョコレイトが、
うまい、染みる。(食べないんです)
唐松岳てっぺんでは、
ゆで卵をのっけたラーメンを食べている人がいて、
それがとにかく旨そうで旨そうで、
「私も次は」と心に固く決める、黄身色の私。
そんな私のこの日の山御飯は、ナポリタンとパンとスウプ。
てっぺんから、唐松岳頂上山荘、五竜方面を望む。
エンジ色の山荘は、レトロな学校みたいで可愛かった。
いつの日か、あの先へ。山は無限に連なる。

Posted by 小林新 at
12:51
このお天気に夏の思い出にもカビが生えそうで、
夏日が戻ってきた隙に(?)つづろうかと思います。
先日、一泊二日で涸沢を目指して上高地から入ったのですが、
こんな状態になりました。

写真もほとんどありません。
カメラを出す隙もないほど、どしゃぶり。(わっはっは)
空は比較的明るくて、小雨にはなったりして期待を持たせつつ、
歩き出すと、どしゃぶり。どっしゃ、どっしゃの、繰り返し。
山アイテム耐水テスト状態。
明神、徳沢、そして、横尾まで歩いて3時間。
あがる気配もなく、歩くのもイヤになり、
さすがに諦めもついて、引き返してきました。
横尾でカップラーメンを食べ。

冷えた身体を慰めてくれた、一杯のシーフード。
ありがとう、シーフード。
しかし、これを単に切ないサマーメモリーにしたくない。
ドラクエ的に言えば、経験値めっちゃあがった、はず?
さすがにあの雨だと、ザックカバーをしていても、
ザック内部にもすこぶる水侵入。そのほかいろいろ勉強に。
何事も、いい経験にします。
「2014横尾耐水テスト山行」と名付けることにしよう。。。

上高地に戻ってきたら、なんだか晴れ始めて、
行きで見えなかった穂高も見えたりしていて、
ちょっとモヤ、としました。笑
また来ます、ね。
Posted by 小林新 at
20:24