
先週末の土曜日。はるばる、
「兵庫区おかんアートバル」にいってきました。
「おかんアート」とは、母がつくる愛と温もりと、
脱力的魅力に溢れた手芸作品の総称。
神戸下町には、こうした街のおかんアートと、その作り手に注目して、
まちを盛り上げようと活動するグループがあります。
「下町レトロの首っ丈の会」の皆さん。
金曜日の番組「GOOD MORNING RADIO!」
「B-MAP NAGANO」にてこの秋、展開中の企画
『長野おかんアート美術館』で、色々ご協力頂いてきました!
その「下町レトロの首っ丈の会」企画の「兵庫区おかんアートバル」。
今回、ご縁から『長野おかんアート美術館』も、ちらり、参加させて頂きました~!

こちらがバルチケット。
「おかんアート」×「バル」というこのイベントは、
神戸下町に点在するレトロ喫茶やレストランに、
おかんアートを展示、まちを回遊しながら、
お店のメニューとおかんアートを楽しんでねってな企画です。

いやあ。「おかんアート」はさることながら、
そのレトロ喫茶の個性レベルがハンパない!
まずは、『喫茶 思いつき』(このネーミング!笑)
なんと仲良し四人姉妹でやられてます。
もう、かわいすぎて、たまらなすぎてヘニャヘニャに。

続いて「喫茶ベニス」。下町に、ベニス。
入り口のガラスショーケースで、
冒頭のジャイアンツ風HIPHOPキティちゃん(たぶん)たちが
寝そべりながら脱力的にお出迎え。
名前の由来を、店のおじいちゃんに聞いたら、
昔の店名が「紅や(べにや)」だったよう。
そこから引き継ぐときに名前を変える必要があって、
「べに」つながりで、「ベニス」になったようです。笑
(びっくりするほど、イタリア関係ない)

こちら「喫茶ベニス」さんの壁をお借りしまして、
「長野おかんアート美術館」、パネル風にこっそり展開。
下町のみなさんにも長野のおかんアート作品、見て頂きました。
ちなみにこちら昭和42年の創業。メニューにも注目。
「コールコーヒ」、「コールティー」(冷たいやつですね)

「なつメロ喫茶 二人は若い」。
"興味わくけど入れない系"のこんな最高なお店も、
こうしたイベントではまさに花形。名物ご夫婦でやってます。
で、このおじいちゃんが、お客に合わせてDJばりに選曲されるのですが、
僕ら一行が入店して以降、「童謡」をヘビープレイ!
DJから見たら、どうやら僕らは、童(わらべ) らしい。笑

その「なつメロ喫茶」内では、番組にも出て頂きました、
神戸おかんアートシーンの"巨匠"「香坂さん」による
「おかんアートお教室」が。(奥の青のおかあさんです。)
愉快な関西トークを聞きながら、僕も創作タイムへ。

作ってるのは、松ぼっくりを使ったクリスマスオーナメント。
傘をひらいて、そこに葉っぱ状にこしらえられた古布を、
一枚一枚配色を考えながら、ボンドで接着していく。
こういう再利用や自然のものを活かすアイデアには脱帽。
かなり奇抜に配色したつもりだったけど。「地味やな」(香坂さん)

はまぐりアート。
はまぐりの貝殻をこんな乙女に変えてしまう想像力。
香坂さんたちは、はまぐりを買うところから、
アートに適してるかを考えているようで、
「あそこの店は(貝が)大きい、あそこは小さい」と店選びまでされている御様子!
「おいしかったワァ~今、はまぐり旬なんやで~」(香坂さん)

そして気付いたらテーブルの上はおかんアートでいっぱいに!
長野からきた僕に、たくさんのお土産をもたせてくれました。
てなわけで、僕の部屋は確実に雰囲気が変わってます。
愛情アップ。平和度アップ。もっさりもアップ。笑
短い時間での弾丸ツアーでしたが、
なんだか心あたたまる人、ものにたくさん触れられた旅でした。
まちの財産は、なにより、そこに住む「人」でありますね。
今回、いろいろと案内して頂いた「首っ丈の会」の伊藤会長、山下隊長。
また、香坂さんはじめおかんの皆さん、この場を借りて、御礼を。
どうもありがとうございました。
そして、「長野おかんアート美術館」に参加してくださったリスナーの皆さん。
本当にありがとうございました!