
連日、おさむうございます。
今年も年の瀬。しめかざりが見られる時期となりました。
森須磨子さんの『しめかざり』という本を見つけてから
全国各地に様々なしめかざりの形があることを知って、
これまでなんの気にも留めてこなかったローカルのしめかざりに
興味津々の暮れ。
松本でよく見かけるのは「オヤス」というお椀型のもの。
売り場で作り手のおじさんにいろいろと聞いてみたところ、
「しゃもじ(杓子)」とセットで、松飾りと共に門の両脇に飾る。
玄関にしめ縄を張り、そこに「ごぼう」と言われる
ネジネジのやつを5本、その間に紙垂(しで)を4枚。
おじさん曰く、ごぼうは「雨」、紙垂は「雷」を表し、
稲をはじめ五穀豊穰への祈り。雷は「稲妻」とも言いますし。
その実りであるご飯をしゃもじでオヤス(お椀)によそって、
神様に捧げている、とのこと。

稲藁で表現したその祈りのストーリーを今更ながら初めて知って、つい唸ってしまった。
しめかざりを自分で買ったのも数えるぐらい、
それっぽいものを選び、それっぽく飾って終わっていましたが、
そんな意味が込められたしめかざりがここにあったんだなあ、と。
地域はもちろん、作り手や家々の個性も現れるというしめかざり。
一枚目の写真はお知り合いの職人さんに作って頂いたもの。
なんとダブル・オヤス!「おかわり!」ってことか。笑
とても立派なものを頂きました。感謝。
新年がたくさんの実りある年でありますように。
でっかい信州…あなたの地域のしめかざりも知りたい。
よろしければ教えてください。
「普通」のしめかざりなんて、ひとつとしてないそうですので!
さて、ぼくの仕事納めは大晦日、仕事始めは1/2のそれぞれ「ラジモ!」
年末年始も変わらず生放送しておます。
ホテル宿泊券という豪華お年玉企画もありますので、
お正月のひととき、よかったらお付き合いくださいませ。
今年一年、ラジオにお供頂き本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
それでは皆さまよいお年を。。。