日本人になる。

小林新

2011年12月29日 21:00

     
  

  
  
年の瀬が近づくにつれ、
私という人間が「日本人」であることを、強く感じます。
     
1年の中でも、
これだけ自分が日本人であることを強く認識するときはない、
といっても過言ではないような、そんな心地。
    
なんだか、気持ちが日本人になるというか。
(いや、日本人なんですけど。笑)
   
  
だってだって。
クリスマスにチキンなんか食べたり、
洋楽なんか好んで聴いたり、
マドレーヌなんか食べたりして。
洋服を着て、毎日、過ごす。
    
    
“日本人”という円の中心があるとすれば、
1年のほとんどは、その中心から外れているように思う。
 
しかし、年の瀬が迫るにしたがって、その中心に、
まるで漏斗を伝う一滴の雫のように、
自然と、返っていくような気持ちになります。
      
身体に刻み込まれた
Made In JapanなDNAがそうさせるのか。
   
畑の終わり。
年賀状の準備。
注連飾り。
暮れのごあいさつ。
   
そういった“日本なもの”を経て、
少しずつ、少しずつ、返っていく心地であります。
  
  
 
今日は会社の一応の仕事納め。
放送スタッフ、上司、同僚の皆さんに、
たくさんの、暮れのご挨拶をしました。
    
 
「今年も一年、ありがとうございました。
 来年も、ひとつ、よろしくお願い致します。」

  
明日の放送では、いつもより濃いめの!?日本人コバヤシで、
リスナーの皆さんに、心を込めて、
そんな暮れのご挨拶ができたらと思います。
  
    
明日も穏やかな日でありますよう。
      
  

 
 

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