しめ縄に思う。

小林新

2011年12月22日 22:30

    
  

 
  
農業をやりながら、自給的暮らしを楽しんでいる
お友達のお宅に遊びにいったら、「しめ縄」を頂きました。
 
田んぼでとれた、いわゆる”マイ稲わら”でなったしめ縄。
  
「わらが固くてなえず、力づくでねじったの」と笑う友。
いやいや、相当立派です。ごつくて、力強い。笑
パワフルに新年の扉を開いてくれそうです。
  
 
アパート暮らしを初めてから、恥ずかしながら
ずっと、お正月飾りなんて準備したことなかった私。
(実家に帰るので、家を空けることもあり。。。)
でも、こうして手作りのものを手に取ると、色々と感じるものがありました。
         
しめ縄って、やはり今は、お店で買うことが多いと思いますけれど、
実際、(自分も行ったことのある)田んぼの稲わらで作ったしめ縄を手にして初めて、
先人達が「しめ縄」に込めた願い、祈りみたいなものを感じられた気がします。
   
   
来年も、お米がとれますように。
 
豊かな自然の恵みがありますように。
 
平和な毎日がありますように。
   
       
きっとシンプルな祈りなんだなぁー。
自分で作った米のわらだったら、想いもひとしおだろうなぁ。 
    
自分ちの田んぼの稲わらでしめ縄なっているお宅、今、どれぐらいあるのかな?
    
来年は、自分で縄をなって“マイ正月飾り”作ってみたいなぁ。
と思った、暮れなのでした。 
       
  
そうだ。お米といえば、先週の栄村での取材で、
以前もお世話になった広瀬さんに、今年採れたお米を少し分けて頂いた。
 
広瀬さんは、県北部地震で自宅と田んぼが被災され、
今年は、使えるわずかの田んぼで、お米を作られていました。 
(「6月、栄村。」/http://fmnarata.naganoblog.jp/e755864.html
 
その田んぼから収穫できたという、貴重な貴重なお米。
ありがたく、ありがたく、頂こうと思います。 
    
  

  
    
12月の栄村。改めて後日、記事アップします。
  
       

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