くだらないの中に。

小林新

2011年02月12日 18:01

     
     
松本は今日も雪がたっぷり降った。
夕方、やっと青空が見えてきた。
   
家で本読んだり、音楽聴いたりするにはいい日ですなぁ。
    
     

  
   
去年購入して、どうにもこうにも聴き続けた一枚。
そして、これからも一生聴き続けるだろうなぁという一枚。
 
星野 源『ばかのうた』
   
インストバンド「SAKEROCK」や、
劇団「大人計画」の俳優としても活躍する星野さんによる、
素朴な日常の風景を歌った初のソロアルバム。
   
先月発表された、全国のCDショップ店員による
「2011CDショップ大賞」でも、入賞作品に選ばれていた。
(→http://www.cdshop-kumiai.jp/?page_id=385
    
その中で、この作品のレビューをしておられる方が、
   
『このアルバムが自分ちのCD ラックにあるのとないのとでは、
  生活する上での心強さが違う。』
   
と書かれていましたが、全くうまいことを言うなぁと思った。
    
   
   
そんな星野さんの新曲音源が、一足早く手元に届いた。
来月発売される1stシングル『くだらないの中に』
 
  

       
   
CDデッキのスタートボタンを押して間もなく聴こえてきたのは、
    
「♪髪の毛のにおいを嗅ぎあって くさいなってふざけあったり・・・」
    
   
星野さんの歌の歌詞は、一見、
あんまりキレイじゃなかったり、変態ぽかったり(笑)、
かっこわるくて、恥ずかしくて、あきあきするほど平凡な、人間の姿がある。
     
世にある歌って、かっこよくて、スマートで、
憧れのシチュエーション的風景が多く歌われてたりするけれど、
    
だけどこういうのが、ホントにホントの日常だったりすると思う。
     
こんな平凡なる日常。
愛すべき、平凡なる日常のうたが、
自分ちのCDラックにあるのとないのとでは、まさに、心強さが違う。
   
と僕も思うのです。
早速、来週お届けしたいなぁ。       
     
   

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