神様ご入浴。
遠山の霜月祭りにお邪魔してきました。
念願叶ってようやく初見物。
「遠山の霜月祭り」と言ってもいくつもの神社で行われていて、
それぞれに特徴が異なることも今回初めて知りました。
今回は、霜月祭りの中でも一番最後に行われる
飯田市南信濃、八重河内八幡社のものへ。
冬至のあった旧暦霜月に、全国から八百万の神々を呼び寄せ、
お湯(お風呂)とお神楽でおもてなしするこのお祭り。
「千と千尋の神隠し」のモデルになった祭りであることは
聞いてはいましたが、
作品以上に、神様のことがとても身近に、愛おしく感じられるお祭りでした。
延々と続く神様へのおもてなしを眺めていると、だんだん
お湯に浸かって舞を楽しむ神様の気持ちになってきます。
「神が楽しい(神を楽しませる)」から「神楽」なのかぁと、
ひとり勝手にガッテン。
神々の浸かった有難い熱湯も無事、「水の王」
(お面を以て具現化された神様の一人。お湯を周囲にはねかける)から
頂戴することができました。(ホントに熱い)
もう何百年と続いているお祭り。
何百年間の人々の営みを想像する。
いろいろと移り変わりの賑やかなこのご時世で、
変わらないもの、を体験することで感じるものがあったり。
今年も残すところ二週間。いよいよしばれる寒さ。
人もしっかりお風呂に浸かって、
師走をゆっくりしっかり、共に駆け抜けましょうー。
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