暮れる我が家の一風景。
大晦日のおひるごはんは、
母のあんかけかた焼きそば。
陶器の器は大層こだわっていそうなのだが、
ランチョンマットのセレクトとバランスが、どうもおかしい。
我が家は毎年、
広告使いが、どうもおかしい。
ということで、実家に帰って参りました。
今年一年、ラジオの前で番組にお付き合いいただいた皆様、
ずくを出してご参加いただいた皆様、
本当にありがとうございました。
マイケルも去ってしまいました。。。
今年ももうそろそろ暮れようとしております。
今年も無事、
ほっとするあたたかさと、もやもやにあふれた小林家に
こうして身を置くことができたことを、
感謝しなくてはなりません。
毎年恒例かもしれませんが、
今年も我が家のことを少し。
私の部屋は、家の二階の北側にありました。
日照時間が朝の数時間しかない、すごく寒く暗い部屋でした。
そんな部屋で思春期を過ごしたものなら、
普通なら結構なグレ方をするはずですが、
持ち前の明るさで、なんとか道から大きく外れることなく
育つことができた私です。
その部屋は今は家族の物置と化していますが、
実家滞在の際に使用する私の部屋着は、
この部屋のタンスにあります。
で、毎回帰る度に、この部屋にものを取りに来る度に
もやもやしてしょうがないのが、部屋の灯りの点灯の遅さ。
壁のスイッチをオンしてから、
点灯するまでに15秒はかかる。
寒い暗闇で過ごすその15秒は、至極長く、
いつもその15秒間をひとり、やるせなさを感じて過ごす。
そして今年の暮れもまた、
その暗闇の中で茫然と立ち尽くす私がいます。
どうでもいい一風景ですが、
そんな、どうでもよくも、愛おしく、やるせない瞬間の積み重ねが、
実家には、家族の空間には、ありますよね。
強く「実家」を感じる瞬間でもあるのであります。
今年の我が家には可愛い犬がおります。
母の友人宅からのお預かりものだそうで。
寝ようとする犬に向けて父上が、
「もう寝るのか!大晦日なのにさみしいじゃねえか!」と
のたまっております。
(そして、すでに犬より先に落ちている。笑)
服を着て、リボンをつけた、おおよそ我が家には不似合いな
お洒落犬(トイプードルというらしいです)ですが、
そんなアンバランスも取り込みつつ、今年も静かに小林家は暮れてゆく。
「レリゴーレリゴーォ~」といふ紅白の歌声と共に。
みなさま、来年も良い年になりますように。
引き続き、2015年もどうぞよろしくお願いいたします。
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