早春の畑にて。

小林新

2014年03月12日 10:52

   
ようやく春を感じる日がやってきました。
このまますんなりいくとは思えませんけれど、
きっと、多くの人が、いつも以上に、待ちに待った、春。
    
   
先日、久しぶりに畑の土の上に立ちました。
       
農に携わる友人のビニールハウスが、
この冬の豪雪で倒壊してしまわれて、その再建のお手伝いです。
 

 
男7人が集まり、朝から、みんなでえっちらおっちら。
経験豊富な“頭領”の指示に従いながら。
その規模も、作業行程も、一人じゃとても出来ないもの。
想像したただけで、途方に暮れてしまう。
  
でも、みんなで集まってワイワイやれば、少しずつ少しずつ、
ハウスらしくなっていく。
    

  
センチ単位で大地に骨を立て、アーチを組んで、地道に固定していく。
両サイドの裾にビニールを張り、土に埋めて、この日の作業は終了。
あとはビニールをかけて完成だそうです。
愛着いっぱいのビニールハウス、今度、布団持って訪れようか。
  
      
多くの被害をもたらした、この冬の豪雪。
そして、東北、栄村と、相次いだ震災のことを思う3月。
 
いつか見たブラウン管の中で、
火山大国であり、温泉大国でもあるアイスランドのおじいちゃんが言っていた。
「与えられるものの方がちょっぴり多いから、生きていけるのさ」
 
 
人は自然の中で、その一部として、生かされている。
多くの恵みに感謝して、傷ついたときは助け合って、
生きていくことしかできないのだなぁと思います。
  
一方で、関わり続ける努力もしていきたい。
直接でも、間接でも、些細なことでも、
関わり続けることで、考え続けることになるだろうから。
     
そんなことを思う今日。晴れ。
アルプスは見えないけれど、いい天気だ!
ちょっとそこまで、登りにいこう。   
  
   
  

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