一個残しの美学

小林新

2008年12月15日 02:13

    

  ゲラゲラゲラ。

 

 

年、忘れてますか? 忘年会シーズンです。

 

これは、先日のFMナガノ放送クルーの忘年会でのヒトコマ。

ラジスタ相方ちのっちと(まさに)バカ笑いしてるのは、

デザートに出てきた杏仁豆腐遊び。

  

  

完全に中学レベルです。笑(ごめんなさい。)

 

  

ま、そんなんです。日頃、大体。

私も。

ちのっちも。(巻き込む)笑

ちなみに(喜んで)撮ってくれたのは、伊織ネエさんです。(さらに巻き込む)

  

 

 

そう。忘年会といえば、こんな光景がよく見られます。

   

 

  ぽつん。

 

   

1個残し。遠慮の塊。

遠慮がちの信州人気質としてよくないものとして言われたりもします。

でも、あの残されしモノの姿を見ているのは、私はけっこうたまらないワケでしてハイ。笑

  

 

アレは“遠慮の塊”であり、一方では、

譲り合い=すなわち“優しさの塊”でもあると思うワケです。

 

しかし、彼の身になって考えてみると

「いい加減、早く食べてくれませんか? 冷めてるんですけど」

という声にならない想いと、ひとりぼっちの疎外感をひしひしと感じたりして、

どうにも切ない気持ちになります。

 

つまり、その・・・、

食べる側と食べられる側との、なんというか、気持ちのギャップというか、

噛み合わなさ加減が、小気味良いといいますか。

 

 

また現場に漂う、あのビミョーな空気もすきなんですよね。 

席に居る人はみなゼッタイ「あのフライは現在一個皿の上にある」

という状況を知っているのです。

だからこそ、あのような状況は作られるワケで。

一個残しの皿の上には、様々な想いがうずまいているワケです。ぐるぐると。

   

 

よって至った結論。

「一個残しは、決して“偶然”ではなく、“必然”によって生まれる」

 

 

(こんなこと学校の家庭科じゃゼッタイ教えてくれないゾッ!)

あなたの忘年会では今年、こんな奇跡が生んだ光景、見られましたか?笑

あなたの周りの一個残しエピソード、持論(笑)、楽しみ方(笑)、

暇あらばGMRにでも送っちゃって下さい。お待ちしていまーす!

   

   

<追伸>

だから一個残し成立後(なんだそれ)、

すぐに「コレ頂き!」って食べに入る人、ちょっとイヤです。笑

それが「唐揚げ」なら特に。(狙ってるだけ)